Scientific Linux リーダー引き抜かれ

CentOSの評判が下り坂になってきたところで,オルタナティブな存在のRHELクローンとして注目され始めたのが米フェルミ研究所と欧CERNが開発するScientific Linuxだ。... 3月にScientific Linux 6.0を,そして7月末にはアップデートバージョンであるScientific Linux 6.1を,ほぼスケジュール通りに公開している。...

このように非常に順調に開発を続け,ユーザ層も拡大しつつあるScientific Linuxだが,... 開発チームの中心人物であるTroy Dawson氏が9月2日をもってフェルミ研究所を離れ,なんとRed Hatに移籍することになったのである。当然,Scientific Linuxの開発からも離れることになる。

いい機会なのでRHELクローンとかいうゴミジャンルはどうかホビロンお願いします... 予見しうる将来に渡って1インスタンス(またはコア当たり)100万円〜とかのソフトウェアに金を払う予定が無い貧乏人*1にはRHELとバイナリ互換であることから得る利益は無いと思うが... まぁCentOS 5とかは逆説的な意味でサーバ管理者養成ギプス的な価値はあるかも知れぬ(ちなみに養成過程はまず NetworkManager と yum-updatesd を止めるところから始まる.)そう言えばScientific Linuxは標準リポジトリ経由でelrepoのURLが追加できるそうで (yum install elrepo-release),その点とかは多少Centよりマシかなーという感じ.
RedhatがOreacle Unbreakable Linux 対策で RHEL 6.0 以後はソース開示手続きをよりめんどく*2変えたそうで,そのせいでCentOS 6.1が遅れてるとか?

*1:Intel C++コンパイラやVTuneを試供品ライセンスで済ませてる層とかもな!

*2:カーネルパッチが以前は意図を込めて1個ずつ開示されてたのが,今は全部適用した前後の巨大なパッチになったらしい.