福島の水道水中の放射性物質グラフ(半自動描画)
なお,(時間軸が粗いが)全国の県に渡って比較できるグラフを描いてる方がいらっしゃる:
- http://book.daa.jp/radiationgraph_water.html 環境放射線量(放射能)グラフ(水道水)
作り方
- Python と Ruby と Gnuplot と
curl(1)
をインストール- 私は Debian GNU/Linux testing (Wheezy) を使った
- 新山さんの PDFMiner をインストール(Pythonで書かれている)
- 以下のワンライナーで福島県の発表したデータのPDFを一括取得(サーバに負担をかけるので控えめにね.大した負荷ではないと思うが)
- PDFMiner のコマンド
pdf2txt.py
で .pdf を .txt に一括変換for i in sokuteichiinryousui*.pdf; do pdf2txt.py $i > ${i/.pdf/.txt}; done
- RubyスクリプトでデータをCSVに集約
parseFksmWater.rb sokuteichiinryousui*.txt > fskmwater.csv
- Gnuplotスクリプトでグラフ描画
gnuplot fksmWater.plt
まぁCSV化したのを置いておくんで...
このデータの転載っていいのかなぁ.スクリプトに間違いがあって酷いデマを広めたりしたら嫌だなぁ.できれば上記の手段で,かつ各ステップをソースを読みながらよく確認して手元で実行して下さい.ソースはCSVと同じディレクトリに置いてある.ただ,PDFMiner はかなり重いソフトです.達成しようという目的がかなりの無理ゲーなんで仕方ないことで,むしろここまで動くのはさすが新山さんと言うべきところだが...
どうでもいいが実験データのプロットを線で結ぶのは負けた気分だ... eye guideは何らかの関数,またはせめて3頂点の折れ線でないと気持ち悪い.まぁ何の根拠もなくgaussianや2次関数をeye guideに使ったことは何度もあったけど.目的を持ってデザインした実験のデータは何らかの規則性を持って並ぶ(はず/ことが多い/といいなぁ)けど今回のデータはそうじゃないのと,よく分からんが野地さんまでもが線で結んだグラフを公開してたので「科学の集中訓練を受けてない一般人が見るかもしれないグラフってこうした方がいいのかな」とか迎合姿勢を見せてそうしてみた.そもそもエラーバーが無い実験データとかアレなんだが... まぁ隣の点との差からお察し下さいということかな.
TODO: 福島県が第23報を発表したら,そこから先は携帯用HTMLからデータを取得するようにする.ただ,big scienceでない,hand-craftedな実験科学の経験がある人なら分かると思うが,こういうのって結局 手動でExcel(Igor Proもよく使った)にデータ打ち込みが一番確実で早いんだよね... データが100点ぐらいまでなら自動化の労力の方が損.