軌道力学って面白いのかな

最近,「かぐや」「はやぶさ」の成功や「あかつき」の半失敗により宇宙開発の話題が盛り上がりを見せているようだ.私もミーハー的にそれに乗っかってみようかと思ったが,どうも中身の分からないものには限定的な興味しか湧かない.そこで軌道力学や航法,姿勢制御を勉強したくなったが,良い教科書が分からない.とりあえず新宿Book 1stの洋書コーナーに

  • Curtis, Orbital Mechanics: For Engineering Students, Butterworth-Heinemann

なる本があったが,衝動買いにはやや厚すぎるように思った.それと想定されている数学のレベルが低すぎて冗長な感じだったのも気に入らなかった.Amazon.comのコメントでは

  • Hughes, Spacecraft Attitude Dynamics, Dover

が推奨されていたが,調べた限り姿勢制御に偏っている印象が.まぁDoverは安いので「買ってから考える」でもよいが... Doverつながりだと

  • Bate, Mueller, and White, Fundamentals of Astrodynamics, Dover

が古典らしい.でもやっぱりアメリカの新しい教科書って絵やMatlabコードががたくさん載ってて疲れ目のサラリーマンにも優しいんだよね.さてどうしたものか.こういうとき学生時代は図書館があって恵まれていたなぁ...
それにしても,1970年に金星に探査機*1を着陸させたソ連てのはものすげー技術を持ってたんだなぁ.V. I. アーノルド級の人材が支えていたのかね.