プリコンパイルヘッダの功罪

プリコンパイルヘッダのベストな使い方が分からない... 例えば100のC++ソースコードからビルドされるライブラリを考えてみると,windows.h だろうと boost/thread.hpp だろうと,100のうちせいぜい30個くらいのソースでしか必要とされないだろう.しかし普通はプリコンパイルヘッダは全ソース共通の一つしか使えないから,他の70個のソースでは使わないヘッダがガンガンincludeされることになる.こうなるとプリコンパイルによる速度向上よりも,不要な名前で溢れることにより全体のコンパイル速度がむしろ低下しやしないか... ちゃんとベンチマーク取ってみたい.(それと,実装が進むにつれてincludeする外部ライブラリのヘッダは段々増し,その度に全体再コンパイルが起きるが,これは大抵 当初の想像より高頻度となる)
正論は,100個のソースという狂った前提をまずどうにかすること.しかし(100は大袈裟にしても)このような状況はそもそも自分一人で書いてるものでは生じないのであって,そう簡単には変えられない.